治療計画は1mmスライスのCT画像、場合によってはMRI画像とFusion(重ね合わせ)して計画します。腫瘍の輪郭を囲って照射する範囲を決め、照射する線量、保護すべき周囲組織の線量を制限するなどの設定をしてコンピューターに計算させます。外科医の手術に相当する作業なので、慎重に入力と計算を繰り返して最終決定します。さらにできあがった計画を検証して治療を実施します。



 頭蓋内疾患

上咽頭癌からの進展
消失しています

肺癌からの転移 
消失しています

乳癌からの転移
かなり縮小しています

膵臓癌からの転移
巨大な転移性脳腫瘍 半分以下に縮小しています

悪性リンパ腫
消失しています

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■ 頭頚部腫瘍

歯肉癌
消失しています

中咽頭癌の頚部進展
かなり縮小しています

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■放射線治療による障害(有害事象)
  障害の分類
  ● 急性反応 対処法
    治療中または治療後数週〜数ヶ月に発現
    一過性で回復
内服薬、点滴などで軽快

  ● 晩期反応
    治療後、数ヶ月〜数年後に発現
    回復が難しい
頻度は少ない。
適正な照射線量を設定することで回避

 サイバーナイフ治療による有害事象は、重症度(grade)0〜4の5段階のうち軽度のgrade2以内のことがほとんどです。
 治療部位や照射線量、患者さんの病状や個人差などにより異なりますので、患者さんごとに詳細な説明をいたします。